スポンサーリンク

2017年の恵方

今年、 2017年の恵方は、「北北西(壬の方角)」です。

恵方は年の十二支によってその方角が定められるルールです。

甲と己の年甲の方角、または寅卯の間(東北東)
乙と庚の年庚の方角、または申酉の間(西南西)
丙と辛の年丙の方角、または巳午の間(南南東)
丁と壬の年壬の方角、または亥子の間(北北西)
戊と癸の年丙の方角、または巳午の間(南南東)

恵方とは

江戸時代の暦には、いまのカレンダーと違って必ずこのような方位の吉凶が記されています。

▲慶應四年の大小暦/当サイト所蔵


現代人は大安、仏滅など「日の吉凶」を気にしますが、江戸の人々は日の吉凶以外に「方位の吉凶」も気にしていました。そのため、このように暦に「縁起の良い方角」「不吉な方角」が記されているのです。

「恵方巻き」で全国的に有名になった感のある「恵方」は、もともとこの「縁起のよい方角」を示すもので、歳徳(としとく)神という神様が居る方角を示しています。
上の図でいうと、上の方の「丙」のところに「あきの方」と書かれていますが、これが歳徳神の居る方角、つまり「恵方」ということになります。

▲歳徳神の図 - 立表測景暦日諺解より(当サイト所蔵品)


歳徳神はその年の福徳を司る神様で、この歳徳神のいる方角つまり恵方に向かってなら何を行っても大吉といわれ、とくに正月の恵方参りはこの歳徳神のいる方位の神社にお参りするのがよいとされています。

大凶の方位「金神」

恵方は縁起の良い方角ですが、ついでですので逆に気をつけなければいけない縁起の悪い方角についても触れておきます。
福徳をもたらす福の神は歳徳神ですが、災いをもたらす悪神は「金神(こんじん)」といいます。

▲金神の図 - 立表測景暦日諺解より(当サイト所蔵品)


ページ上部の暦の方角で言うと、「金神」と書かれているのがその悪い神様のいる方角で、やっかいなことにこの神様、季節によって東西南北に移動します。なので、暦にも金神の方角が四カ所記されているわけです。


春: 乙卯から五日間は東
夏: 丙午から五日間は南
秋: 辛酉から五日間は西
冬: 壬子から五日間は北


季節ごとに気をつけなければならない方角が変わるという、なんとも面倒な仕組みですね。
いちおう基本となる金神の方位は、年の十二支ごとに5パターンに分けられています。


甲と己の年: 午、未、申、酉
乙と庚の年: 辰、巳
丙と辛の年: 子、丑、寅、卯、午、未
丁と壬の年: 寅、卯、戌、亥
戊と癸の年: 子、丑、申、酉
スポンサーリンク